Found a place we could feel at ease

別府鉄輪の湯治宿ほどいい所はないと、別府を離れた今切実に思う。　別府にいたころは歩いていける距離に住んでいた。みんなに羨ましがられてたけど、歩いていける距離のところに泊まるバカはいない。　年に1度くらい元湯に入る以外は、道も狭いこともあってめったに温泉街へいくことはなかった。　ところが東京へ来てからは、この鉄輪の湯治宿は、帰省と出張の時にはほんとうに便利なのである。
素泊まりでだいたい3500円から3800円くらい、キッチンも自由に使えるし、ランドリーも近くにたくさんある。　食事をするところには事欠かないので、宿泊代はちびっこを連れて帰っても充分出張費でまかなえるというラッキーさなのである。
仕事が終わったら鉄輪の湯煙を仰ぎながら露天風呂につかる。　極楽、極楽。
出張＝湯治+遊牧というすばらしい方程式が成り立つのはこの鉄輪という小さな温泉町のおかげ。　昔は足も踏み入れずにごめんね。　近くにあるものの良さは離れてみてわかるものだ。　身近なものを大事にしましょうねっ！　マスター！