I left my heart in SanFrancisco 1

てるさんの日記を見て、20云年前の思い出が蘇ってきました。
サンフランシスコには特別な思い出があります。
きっかけは、某○○テル入ってる?で働いていた友人がサンノゼに転勤になり、観光がてら遊びにいくことに。
会社で顰蹙をかいながらも2週間の長期休暇を取り(よく首にならなかったなぁ)サンノゼからサンフランシスコ、ヨセミテ国立公園、ラスベガスを車で回るというかなりの強行軍でした。
この海外旅行だけは忘れようにも忘れられまへん。
悪夢はサンノゼ空港から始まりました。荷物を引き取るターンテープルにはわたしのスーツケースは乗せられていませんでした。
つぎつぎと荷物はキャリアに積まれてなくなっていきます。ひとりポツンとターンテーブル前に取り残される私、激憤!
早速 バッゲージクレイムのオフィスへ行き、現状を訴えました。
「OK! We will check・・」
待たされること1時間・・なんとわたしのスーツケースは 香港の啓徳空港にあるというではあ〜りませんか!!
「どうにかしてよ!」
「大至急 こちらに転送しますが中3日間かかります。」
「・・・・・」「其の間 どうしろって〜の! 着替えもなんにもないんだってば〜!」
「必需品購入にはUS$300.00まで保障されます。お買い物が終わったらレシートをもってもう一度空港までお越しください。」
「はぁ〜〜っ?!」
結局3日間サンノゼに足止めを食うことになってしまった。 空港で待ちくたびれた友達に事情を話し、めちゃくちゃ頭にきたのでMacy'sデパートで下着やら化粧品やらT-シャツをやまほど買い、サンノゼ空港に戻り、合計US360.00のレシートを差し出した。
「化粧品とかは必需品とはいいかねますし、3日間にしては洋服の数が多いのでは?」
「あっそう、じゃぜったい3日後にわたしの荷物が届くのね。それあなた保障してくれるのね?」
「・・・・」
日本人は海外でトラブルになった際泣き寝入りする人がとても多いらしい、アメリカのみならずこういったことは文句を言ったほうが勝ち・・・ごね勝ちなのである。 それに彼らは「約束とか契約とか保障」という言葉にとても敏感だ。できない約束は決してしないのである。
さんざんからんだ挙句 某航空会社からUS$285.XXあまり支払ってもらい (お土産代が浮いて実際かなり徳しました。良い子はまねしないでね。)そのお金で3日間毎晩贅沢をしちゃいました。 
さて3日後やっと荷物が届いたかとサンノゼ空港へ電話を入れると・・「大変申し訳ございません。荷物は手違いでサンフランシスコ空港に届いてしまいました。」
「・・・・・」
ここで教訓、他人から不正に金品をふんだくって飲み食いなどに使った場合、必ずおそろしい報いがきます。
悪夢はまだまだ続くのであった。 明日につづく・・・