A Lucky Hit

冬の自転車通勤は最近結構つらいもんがある。 昨日は、寒いうえにすごいビル風が吹き荒れていた。 週中になるといろいろ足りなくなるものがあり、会社の近くにすごく安く飲み物や生活用品を売っている店があるので帰宅途中によった。
洗濯石鹸やら牛乳やらなんやら、ティッシュボックス10箱まで買って自転車に満載した。
すごい向かい風の中あと5分で家という所で、後ろの籠からサランラップがごとんと転げ落ちた。 「あ〜っ!」と後ろを振り向いたら、後からもう一台の自転車が走ってくる。
あわててハンドルを左にきったとたん左のペダルが歩道の木の幹をけずって自転車ごと転倒。荷物を歩道にばら撒いたままひざをコンクリートにしこたま打ってあまりの痛さにしばらく起き上がることができなかった。どこかのおじさんが「だいじょうぶですか〜?」といいながら荷物を拾って袋にいれてくれる。いやぁ東京にも親切な人がいるもんだ。でも起き上がれない。「だいじょうぶです。だいじょうぶです。」といいながら涙がぼろぼろ零れ落ちる。ふと見たらフェルトのパンツのひざがぼろぼろに破れている。そこから血がだら〜(--; ほんっと痛かった。 なんとか帰ってマスターに手当てしてもらった。涙ボロボロでズボンビリビリのママをちびっこが心配していろいろ世話を焼いてくれる。 あ〜あ情けないもんだ。 反射神経の衰えひしと感じたもんね。 運動不足ってこんなとこにも影響するんだなぁ・・
今朝は当然タクシー通勤。 安く買い物をして結局高くつくという悲しい結末となる。
びっこを引きながら乗ったタクシーの運転手さんはとても話し好きのおじさん。
道路も混んでいたので こわいおにいさんに因縁をつけられたときの対処法とかまで教えてくれた。「いやぁ今日は朝からきれいなお嬢さんを乗せられて縁起がいいなぁ」 こっちも「お嬢さん」と呼ばれてとたんに気分が良くなった。(^v^)
会社に着いたら料金メーターは1060円。 足が痛いのに同情して「1000円でいいよ。」
「おじちゃん ありがと〜(TT)」タクシーの運転手さんにまけて貰ったのは初めて。
人生あがったりさがったりの毎日だけど、これがほんとの「怪我の功名」っていうやつだ。