The dance for god

mmin2004-09-30

稲刈りが終わると田舎に秋祭りがやってくる。 田舎の神楽宿はせまいけど、かなり本格的、山の神社から神さまが降りてきて、神楽宿で神楽が始まる。 豊作の年は五穀豊穣を祝い、冷作の秋は、来年の実りを願う「里神楽」である。 其の名のとおり、神さまに舞をささげ、楽しんでもらって生活の安定を願い、豊作や豊猟(漁)を祈願し感謝するのである。
アマテラス、スサノオあり、イザナギイザナミあり、海幸彦、山幸彦ありの「古事記」「日本書紀」の世界が延々と朝から夜中まで舞い謡い続けられお祭りは盛り上がっていくのである。
初めてみたときはほんとうにびっくりした。 神楽は「高千穂」でしか見られないと思っていたから・・。
でも宮崎から大分さらに神武天皇東征の経路である、島根県などにもたくさんの里神楽が伝承されている。 そうそう清川村も有名ですね。 秋になるとあの太鼓の音が恋しくなる。  神楽をはやしながら子供たちは夜店ではしゃぎ、大人は酒を飲む、やっと熱燗がおいしいと感じるのがこの祭りの夜なのである。