False Front

mmin2007-06-12

ソウルと上海に行ってました。 写真は上海のバンド・外灘(Wai Tan)と呼ばれるところです。
この日は黄浦江遊覧船に乗り、1時間ほどのクルーズをしてきました。
黄浦江の左岸は租界時代のおよそ100年前の建物が保存されて残っていて、
夜はライトアップされてとてもきれいです。
河の反対側は近代化された建物が建設されて、有名なオリエンタルパールタワー(実はテレビ塔だったりする)やビル全体が大きなデジタルスクリーンでひっきりなしにコマーシャルを流していたりするニューヨークのような高層ビル街です。 片側づつ眺めていないと目がぐるぐるまわりそうでした。
いつも思うのですが、ソウルや上海はエネルギーで満ちています。
街を歩いているとそのエネルギーに威圧されて歩けなくなるくらいです。
ソウルは東京のようにとても洗練された街で、日本人がいってもなんの違和感なくするりと溶け込めそうですが(わたしのような田舎者はどこの都会でもだめだけど・・・)上海は何度いってもどきどきしてしまいます。ペキンオリンピックもあるので街のなかは都市計画のビルがどんどん建設されています。どこもかしこも工事中のような状態ですが、一歩 街の裏通りに入ってしまったりすると、まだアヘンでも売っているんじゃないかと思うような場所があったりして、無事にそこをとおりぬけるまですごいスリルだったりします。
誘拐してきた子供の足や手を切って物乞いをする人たちが、有名デパートが立ち並ぶ交差点にいたり、
日本から両替していった元のお札ですら、偽札発見器にかけられたりして、どぎまぎすること満載なのです。
危険だ、危険だって出張するたびに言われるけど(そういうなら誰か代われよ〜)上海で会う普通の人はとても親切で面倒見のいい人が多いのに感動します。この大陸的な人柄とスリル満点の街のギャップにくらくらと洗脳されて、外国人はぜったい手をださない、路上で売ってるさくらんぼも食べたし、生桃ジュースものんだし、怪しげな肉料理もたべてとうとう食中毒になって病院へいったもんね。 命からがら帰ってきたのに「もう一回くらいいってもいいかな」と思ってしまう街なのです。