Lamp

mmin2004-09-19

なつかしいことこの上ない。 迷える20代に毎年通ったスキー場のレストハウス、当時の上司だったF氏の実家の経営するこのゲレンデレストランは、20年たった今でも変わらない姿で向かえてくれた。
雪のないスキー場に行ったのは今回が初めて、草に覆われたゲレンデに吹き渡る風が、「おかえり、おかえり。」とススキの穂を揺らしていた。
東京から関越、上信越道を乗り継いで、約3時間半、高速道路がなかったころは8時間余りの行程を毎年ここ戸狩スキー場に通った。
ビールと野沢菜とスキー三昧の冬。 人生と同じあぶなっかしいシュプールを刻んでいたゲレンデ。
マスターもちびっこもわたしの思い出の信州が大好きになった。
当時お世話になったF氏のやさしい家族、まるで実家に里がえりをしたような心地よさ、
ちびっこはのびのび、くりひろい、野沢菜つみ、きのこ取り、山歩きに夢中になった。
ほんとうに2代つづいてお世話になっております。 ありがとうございました。
今回は、内装工事のお手伝い・・・のはずだったのにやっぱり、ビールと野沢菜と温泉三昧の秋になってしまった。
ナイター終了まで雪だらけで滑った帰りのゲレンデから「ランプ」の明かりが見える。
あそこへ戻っていくんだ。そのレストハウスは今回も心と体をほっかりと暖めてくれた。